環境

Environment

環境方針

トナミ運輸は、環境活動を推進するための環境マネジメントに取り組んでいます。
次の環境方針を定め、様々な活動に目標を持ち、結果を見直し、継続的改善に向けて、体制強化に努めています。

地球環境を守る事は、あらゆる生命の生存に関わる最重要テーマであると認識し、「輸送を通じ社会に寄与し、地球環境の保全に努める」を基本理念として、以下の方針に基づいて取組みます。

  1. 輸送サービスを提供することによって生じる環境汚染に対して、次の事を守ります。

    1. 環境に優しい車の導入を図ります。

    2. エコドライブの実践に取組みます。

    3. 物流の効率化を通じて、地球環境に優しい物流システムを構築します。

    4. リサイクルシステムを構築し、循環型社会づくりに貢献します。

    5. 環境に優しい商品の開発、提供を推進します。

    6. 省資源、省エネルギーに継続的に取組み、日々、改善を図ります。

  2. 環境に関する国・地方自治体等の法規制及び当社が同意するその他の要求事項を遵守し、
    環境保全に努めます。

  3. 環境目的及び環境目標を具体的に定め、定期的にレビューを実施し、
    環境マネジメントシステムの継続的な改善を致します。

  4. 社内環境教育、啓発活動を通して全従業員に本方針を周知すると共に、
    一般にも公開し、さらに、地域社会への環境保全活動に積極的に参加します。

FCトラックを導入

トナミ運輸は、当社グループ初となるFC(水素燃料電池)トラックを1台導入しました。
当社グループでは「社会環境への貢献」を経営課題の1つとして掲げ、トナミ運輸では、これまでEVトラックの導入や水素エンジンを利用した実証などに取り組んできました。
FCトラックはトナミ運輸京浜支店に導入し、現在は葛西支店にて集配業務に利用しています。
今回の実証において水素の可能性・実用性を検証し、脱炭素社会実現に向けて積極的に貢献していきます。

※本実証は一部をNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施されています。当社は、NEDOより交付決定を受けたCommercial Japan Partnership Technologies株式会社(CJPT)からの業務委託により、FCV普及に向けたエネルギーマネジメントの研究開発の一環として、実際の走行性能やCO2削減量などのデータ提供をしていきます。

EVトラックの導入

トナミ運輸は、2022年3月、脱炭素社会実現にむけた取り組みを推進するとともに、ESG経営の取り組みの一環として、富山支店にEVトラックを2台導入しました。
当社グループ初、そして富山県でも初のEVトラック導入となり、また、EVトラックとしては全国初のサイドオープン車仕様となっています。
CO2や汚染物質を排出しないゼロ・エミッション輸送を目指し、今回の導入による実地検証を踏まえて全国展開に向けた導入を検討していきます。

エコドライブの実践

エコドライブとは一言で言うと「環境に配慮した経済運転」のことです。
やさしい発進を心がけ、無駄なアイドリングを止めることで燃料の節約に努め、地球温暖化に大きな影響を与えるCO2の排出量を減らす運転を実施しています。

  1. 駐停車時はアイドリング・ストップ

    アイドリングストップワイヤー(キー抜きロープ)をすべての集配ドライバーに携帯させ、短時間車を離れる際も、必ずエンジンをストップするようにしています。

  2. 「燃費向上運動」の実施

    トナミ運輸では、10の目標を設定することでエコドライブとアイドリング・ストップを促進しています。

  3. エコドライブ教育

    トナミ運輸は、ドライバー研修や新入社員教育時に、自動車の適切な点検・整備の仕方、省燃費運転の注意事項について周知徹底を図っています。

  4. 成績優秀者の表彰

    トナミ運輸では、社内表彰制度でエコドライブ成績優秀者を表彰しています。

使用済みコピー用紙・ラップ・段ボールのリサイクル

使用済みコピー用紙は裏面利用の徹底を図っており、機密文書については、各事業所に設置してあるエコポストへ入れる習慣を身に付けています。
エコポストに入っている「エコロック」という段ボールは、トナミ「エコロックシステム便」により万全なセキュリティ体制のもと輸送され、消滅処理を行ったのちリサイクル製品へと生まれ変わります。
また、荷物の運搬や梱包に使用したラップや段ボールなどを分別して収集し、特定の業者に依頼しリサイクルを推進しています。

エコロックシステム便

オフィスで不要になった重要書類を、
安全・確実に回収・消滅いたします。

ISO14001(環境マネジメントシステム)の活動

トナミ運輸は、2003年10月、本社において環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得しました。以来、毎年の定期審査と3年ごとの更新審査において、基準に適合していることを認証されています。
今後も環境負荷軽減のための目標を設定し、1.Plan(計画)2.Do(実行)3.Check(点検)4.Action(見直し)を繰り返すことによって、その達成に向けた取り組みを実践し、継続的改善を図っていきます。

太陽光発電所稼働

2020年5月、富山県南砺市に保有する遊休地を利用したのを始めに、2021年までに全21ヵ所の物流施設の屋根に太陽光パネルを設置し稼働しました。
最大出力は合計で8,381kw、2024年度の年間発電量は9,144,645kWh、想定年間CO2削減量は3,589,273kg-CO2になります。